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重要事項説明書

株式会社日本遺伝子研究所

CTC(血中循環腫瘍細胞)測定
微小流路デバイス(Microfluidic Chip)法
重要事項説明書

1) 測定の目的
  血液中を循環する血中循環腫瘍細胞(CTC)を微小流路デバイス(Microfluidic Chip)法により捕捉し、測定します。

2) 血中循環腫瘍細胞(CTC)とは
 CTCとは「Circulating Tumor Cells」の略称で(以下「CTC」という)、原発腫瘍組織または転移腫瘍組織から遊離し、血中へ浸潤した細胞とされています。このCTCは、固形がん患者の末梢血中に極小量存在しており、他部位への転移能を有する細胞を含んでいると考えられています。

3) 測定の限界と測定結果の解釈について ※最重要事項
 CTC測定は、がんを100パーセント検出するわけではありません。
 ・CTCが検出されないからといって、がんや転移が無いという保証はありません。
 本測定の結果のみをもって、がんであると断定したり、将来がんに罹患しない事をお約束するものではございません。また、測定結果が陰性である場合においても、がんに罹患していないことを証明するものではございません。
 CTC測定の結果は、CTスキャンなどの画像測定や腫瘍マーカーなど他の測定結果と併せて総合的に医師が行いますので、担当医師へご相談ください。

4) 微小流路デバイス(Microfluidic Chip)法について
 Celsee社のマイクロ流体回路チップ技術により、これまでにない高いCTC検出感度や、高い特異性が可能となりました。また、細胞にダメージを極力与えない工夫がされています。総合システムとして試料の調製からイメージングまでを自動化し、血液中の循環腫瘍細胞をエンリッチして計測する新規の方法です。Celsee社システムによるこの斬新な循環腫瘍細胞の検出技術によって、高感度、高特異性を可能にしました。

5) 試料の取り扱い(個人情報の保護)について
 本測定における血液検体は、個人を特定できない形式に暗号化した番号により管理され、ご依頼者の個人情報が外部に漏れることが無いよう厳重に管理されます。検体は日本遺伝子研究所へ搬送されますが、測定終了後は、その検体が誰のものか分からない状態で、しかるべき破壊処理を行った後に廃棄されます。

6) 測定結果の公表とプライバシーの保護について
 本測定で得られた結果は、学会や医学系雑誌に公表される場合がありますが、ご依頼者のプライバシーは保護されます。また、ご依頼者の疾患に関連した、過去の病歴・測定結果・治療内容、治療後に実施される診察や測定結果などが公表されることはありません。ご依頼者の住所、氏名等の個人が特定される危険性のある情報は厳重に管理され、外部漏洩を防ぐため最大限の注意を払います。

7) 免責事項
 天候、天災、交通事情、不慮の出来事等により測定を実施できなかった場合(検体が破損、変質等により測定に適さない状態になった場合も含みます)、測定機関はご依頼者に対し、一切の責任を負わないことをご了承ください。

上記重要事項についてご承諾いただける場合、所定の同意書に氏名、同意年月日をご記入の上、担当医師へご提出ください。

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