取扱製品

TOP > 取扱製品 > SARS-CoV-2変異株 陽性コントロールRNA(δ株・γ株)

オリゴDNA・RNA合成サービス

研究支援サービス

臨床検査サービス

取扱製品

SARS-CoV-2変異株 陽性コントロールRNA(δ株・γ株)

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質の変異N501Y,E484KおよびL452RをターゲットとしたリアルタイムPCRによる変異株スクリーニングアッセイに適応可能な陽性コントロールRNAとなります。

製品情報
製品番号 品名 濃度 容量 価格(税込)
SC2VPC-D SARS-CoV-2デルタ株陽性コントロールRNA  1e7 copies/μl  250μl ¥33,000-
SC2VPC-G SARS-CoV-2ガンマ株陽性コントロールRNA  1e7 copies/μl  250μl ¥33,000-


◇コントロールRNAはRNA安定化試薬RNA SHIELDER™により安定化されています。
◇価格は消費税込み、ドライアイス料金、送料込みの金額となっております。
◇研究用試薬となります。

保管温度
ー80℃保存

ご注文方法
製品送付先(所属、担当者名)、製品番号、数量、連絡先Tel、FAX、試薬取引業者名等の必要な情報をご明記し、メールもしくはFAXでお申込みください。

製品説明
本製品は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株のスパイクタンパク質の部分配列を有する人工RNA溶液です。配列内にN501Y、E484K、L452Rなどの変異部位を含みます。N501Y、E484KおよびL452RをターゲットとしたリアルタイムPCRによるSARS-CoV-2変異株スクリーニングアッセイの陽性コントロールとして使用できるようにデザインされております。

・本コントロールRNAの配列の由来と含まれる変異部位

陽性コントロールRNA Pango系統 GISAID ID 陽性コントロールRNAに含まれる変異部位
SARS-CoV-2デルタ株  B.1.617.2 EPI_ISL_1916414 Spike L452R, T478K, D614G, P681R
SARS-CoV-2ガンマ株  P.1 EPI_ISL_792680 Spike K417T, E484K, N501Y, D614G, H655Y

*太字はアッセイがターゲットとしている変異。

・SARS-CoV-2変異株スクリーニングアッセイ(N501Y、E484KおよびL452R)と陽性コントロールRNAの対応

  対応する陽性コントロール
N501Yアッセイ SARS-CoV-2 ガンマ株 陽性コントロールRNA
E484Kアッセイ SARS-CoV-2 ガンマ株 陽性コントロールRNA
L452Rアッセイ SARS-CoV-2 デルタ株 陽性コントロールRNA

適用例
下記の文献のN501Y、E484KおよびL452RをターゲットとしたリアルタイムPCRスクリーニングアッセイを使用した場合の反応例を示します。

参考文献
Wang, Hannah, et al. “Multiplex SARS-CoV-2 Genotyping PCR for Population-Level Variant Screening and Epidemiologic Surveillance.” medRxiv (2021).

【反応例】
緑色:デルタ株陽性コントロールRNA10000コピー/反応
赤色:ガンマ株陽性コントロールRNA10000コピー/反応
黒色:no temlate control


① N501WT アッセイ

② N501Y アッセイ 

③ E484Kアッセイ

④ L452R アッセイ

※参考
上記の文献のアッセイにおける主要な変異体に対する反応性

変異株 Pango系統 N501Yアッセイ E484Kアッセイ L452Rアッセイ
アルファ(α)株 B.1.1.7
ベータ(β)株 B.1.351
ガンマ(γ)株 P.1
デルタ(δ)株 B.1.617.2
イプシロン(ε)株 B.1.427/B.1.429
シータ(θ)株 P.3
カッパ(κ)株 B.1.617.1 *

*E484Q変異は、E484Kアッセイで弱い陽性シグナルとして検出されます。

※弊社では上記の参考文献のプライマー・プローブについてもカスタム合成を承っております。
(配列情報は参考文献のSupplementary Materialに掲載されております。)

論文のプライマー・プローブ配列情報

お問い合わせ先
陽性コントロールRNAについて
株式会社日本遺伝子研究所 アプリラボ
TEL:022-388-9746   FAX:022-388-9740
E-mail: application@ngrl.co.jp

プライマー・プローブ合成について
株式会社日本遺伝子研究所 合成事業部
TEL: 022-388-9748 FAX:022-388-9740
E-mail:oligo@ngrl.co.jp

ページのトップへ戻る