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血中Cell-free DNA (cfDNA) 濃度測定
■血中Cell-free DNA (cfDNA) 濃度測定サービス
リキッドバイオプシーの一つであるCTC(血中循環腫瘍細胞)の分野においては、現在、様々な分析装置が考案されていて、採取された血液中から定められた判定規準に従ってCTCを選んで数え上げ、がん患者の生存率や無増悪生存率と対応させた分析結果が多数報告されています。その末梢血中には、いくつかのCTCと集まった塊(CTC cluster, Circulating Tumor Microemboli; CTM)や、細胞自らの死滅(apoptosis, Necrosis)による残骸、損傷または分解による破片(Granular CTC, Tumor Cell Fragment; TCF)、粒(Tumor Micro-Particle; TMP)が検出され、さらに死滅によって放出されるCell-free DNA (cfDNA)やcirculating tumor DNA (ctDNA)も見つかっています。
cfDNAは、リキッドバイオプシーの中で、CTCと並び血液中のバイオマーカーとして研究が進められているものの一つです。その発見はCTCに似て古く1948年に遡りますが、がん遺伝子が検出されるまでには40年を要しています。cfDNAとはヒト血液中に166bpを中心に332bp, 498bpなどのサイズで存在している細胞外遊離DNA断片のことを指し、このcfDNAは細胞がアポトーシスなどの細胞死を起こす際に、血中に放出されたものと考えられています。
健常者では主に血球系細胞の死滅に由来するDNA断片が微量に存在する一方、がん患者においては、がんの発生により、がん細胞が免疫により破壊されたり、自ら細胞死(apoptosis)を起こしたり、血中に漏れ出したCTCが何らかの影響によって血中で破壊されたりして、cfDNAの一部にがん細胞由来のDNA断片であるctDNAが混在していることが知られています。



上図は2024年現在までに大学研究機関と日本遺伝子研究所との共同研究で行っているものです。
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抽出試薬:[MagMAX™ Cell-Free DNA Isolation Kit] サーモフィッシャーサイエンティフィック社
測定機器:[Agilent 2200 TapeStation System] アジレント・テクノロジー社
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