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2023/10/23
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2014/5/01
MLH1, MSH2,BRAF, CDKN2A遺伝子(リンチ症候群)MLPA法 開始しました。
2014/5/01
MSH6遺伝子(リンチ症候群)MLPA法 開始しました。
2014/5/01
PMS2, PMS2CL遺伝子(リンチ症候群)MLPA法 開始しました。

アルコール分解酵素遺伝子検査

■アルコール分解酵素遺伝子検査とは

アルコールの分解吸収
アルコールはアルコール脱水素酵素(ADH)の作用でアセトアルデヒドに変わり、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)の作用で酢酸に変わります。これらの酵素の働き(活性)には遺伝で決まった強弱があります。1型アルコール脱水素酵素(ADH1B) の働きが特に弱い人は、アルコールの分解が遅いためが体に残りやすく、アルコール依存症になりやすい体質です。2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の働きが弱い(低活性または非活性)人は、アセトアルデヒドの分解が遅く、飲酒で赤くなり二日酔いを起こしやすい体質になります。アルコールとアセトアルデヒドには発癌性が あり、この2つの酵素の働きが弱い人が飲酒家になると、アルコールおよびアセトアルデヒドに長時間暴露されることになり口腔・咽頭・食道の発癌リスクが特に高くなると言われています。

アルコールと癌
WHO(世界保健機関)、およびWHOの国際がん研究機関IRACの評価では、飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。また、アルコールそのものに発癌性があり、2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アルコール代謝産物のアセトアルデヒドが食道癌の原因となると結論づけています。

1.Baan R, Straif K, Grosse Y et al. Carcinogenicity of alcoholic beverages. Lancet Oncol 8: 292-293, 2007.
2.IARC: IARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans. Vol. 96.
Alcohol beverage consumption and ethyl carbamate (urethane). IARC, Lyon, 2010

■日本遺伝子研究所で行っている主な事例

・アルコール脱水素酵素ADH1B、アルデヒド脱水素酵素ALDH2の遺伝子型を決定します。
遺伝子型を決定することで、アルコール脱水素酵素、アルデヒド脱水素酵素の働き(活性)の強弱がわかります。

■日本遺伝子研究所だからできる特徴

アルコール分解酵素の遺伝子型、酵素活性の強弱を知ることにより、飲酒における体質の他、アルコール依存症や口腔・咽頭・食道などにおける発がんのリスクを事前に知ることができます。

■お問い合わせ

(株)日本遺伝子研究所 臨床検査サービス
TEL:022-388-9747 FAX:022-388-9740
E-mail: analysis-lab@ngrl.co.jp

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