多賀城市の隣の町である七ヶ浜町は夏は海水浴で賑わう菖蒲田海水浴場があり、釣り師にとって良い釣り座も多い。
津波の引きでタンクローリー車やコンテナが多数沈んでいる。
砂浜も80%以上がなくなっている。今年の夏は海水浴はできないだろう。
昨年の夏、菖蒲田漁港で40cmオーバーのクロダイを釣りあげた。懐かしい風景はもうない。
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砂浜がない菖蒲田海水浴場
海水浴場の反対側(瓦礫も片づけられていない)
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海中に沈んだ車の撤去や瓦礫の処理がまだまだ手つかずである。
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七ヶ浜の入り口にあるのが松が浜漁港である。
小さな漁港だが外洋側ではうき釣りでクロダイ、ぶっこみ仕掛けでアイナメのビッグサイズが釣れる良いポイントだ。
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また、松が浜漁港手前には新仙台火力発電所があり、東京ドーム6個分? ぐらいの広さの自然公園がある。
そこに数千台以上の被災車が置かれている。
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それを過ぎてさらに進むとトンネルだ。そこを抜けると松が浜漁港だ。
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山が崩れてぽっかりと空いている。
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防波堤に船が乗っかっている
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大きな津波で山を飲み込み真ん中がぽっかりと空いている様、地盤沈下も激しい。
岸壁から海水が溢れそうだ。真冬はチカ釣りが楽しい釣り場。。もう釣れないだろうと思った。。
ふと海面を見るとボラの子供が泳いでいた。。大きくなってまた会いたいものだ。
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クレーン車が見えた。何をしているんだろう。近づくと船を上げているようだ。
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救いは・・漁師さんたちがくったくのない笑いで船を引き揚げていた姿だ。
漁の再開を目指している雰囲気を強く感じた。
つづく
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